| 1.きっかけ |
「うちも上の子が中学生になって、自分の部屋が欲しいって言い出したのよ」
平日の午後2時。大阪駅まで阪急電車で約30分の駅前にあるファミリーレストランで、年の頃なら30代後半だろうか、中年にさしかかった二人の主婦が向かいあっていた。
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| 2.家探し |
「さあ、行くわよ!」
智子の張り切った声を遠くから聞こえてくるように思えた大輔は、もぞもぞと布団から起き上がった。
6月の土曜日の朝9時。
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| 3.不動産会社にて |
入り口の横、建物沿いに並んだ駐車場に車を滑り込ませると、待ってましたとばかりに智子は車から
飛び降りた。
「こっちこっち」と遊園地で次のアトラクションに向かう子供のように手招きしている智子の方に向かい、
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| 4.案内 |
フカフカのシートに座ったかと思うと、その座り心地を感じる間もなく、1軒目の物件に到着した。
そりゃ〜そうだよな。あの不動産会社も同じさくら町にあるんだから、町内って訳だ。
購入するために初めて見る家。
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| 5.事務所に戻って |
最後の新築物件を見てから智子は俺に「あの新築がいいよね」なんて話かけてくる。
営業マンの手前、あからさまに反対するのもはばかられたし「う〜ん、でもなあ」なんて言葉を濁していた。
そうこうしているうちに、車は不動産会社の玄関へと横付けされた。
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| 6.再度の案内 |
帰ってから、どっと疲れが出てきた。
慣れない不動産見学なんてしたからだろう。
智子も同じようで、帰ってからずっとソファに座り込んで、不動産会社でもらった物件資料を見たまま
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| 7.契約 |
話は意外なほどあっけなく、とんとん拍子に進み、ついに契約の日となった。
手付金は350万円。売買価格の1割だ。
仲介手数料や契約印紙代などを合わせて450万円足らず。
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| 8.決済 |
ローン手続きも順調に終え、融資の承認も思っていたより早くに下りた。
そして約束の決済日の朝、いつもより早く目が覚めた。
「な〜んだ、家を買うなんて結構簡単なものだな。もう少ししたら俺も庭付き一戸建ての主かあ」
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| 9.ドラマの検証 |
さて、その後売主は見つかったのでしょうか?
そして無事に家が手に入ったのかどうか?
まず、契約の時には売主の確認というのが大切です。
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